i-MiEVの中古車の評価と相場価格

写真		概要	詳細
		メーカー	三菱
		車名	i-MiEV（アイ・ミーヴ）
		JC08モード燃費	120〜180km
		エコカー減税	100％減税
< 主要スペック >
全長	全幅	全高	最小回転半径
3395mm	1475mm	1610mm	4.5m
室内長	室内幅	室内高	車両重量
1790mm	1270mm	1250mm	1070〜1090kg
新車価格		中古車相場価格
226.1〜283.8万円		56.8〜159.9万円

※ 「JC08モード燃費」と「エコカー減税」については、最新モデルを新車で購入した場合の数値ですので、中古車の年式・モデルによっては異なる場合がございます。
※ エコカー減税については、自動車取得税と重量税の減税率です。
※ 中古車相場価格については、あまりに古い中古車は参考になりませんので、おおむね５年以内の中古車価格を目安としています。

i-MiEV（アイ・ミーヴ）はこんな車です！【特徴・特色】

三菱のi-MiEVはガソリンエンジンを使わずバッテリーとモーターだけで動く軽規格の電気自動車です。2010年4月から個人ユーザー向けに販売されました。

ボディとシャーシはオリジナルではなく2006年から2013年にかけて販売されたi（アイ）を流用しています。

フロントからリアまで一体化したモノフォルムのエクステリアは当時、斬新なデザインとして人気を集めましたが、さらにユニークなのはリアのミッドシップにエンジンを配置、後輪を駆動させるというシステムで、かつての小型車のレイアウトを現代に復活させました。

i-MiEVはエンジン部分に200kgのリチウムイオンバッテリーとモーターを配置、iの優れた重量配分をそのまま引き継いでいることが大きな特徴です。

JC08モードの測定による1回の充電走行距離が120kmのMと180kmのX、2グレードが設定されており、どちらもフル充電に要する時間は100Vで約14時間、200Vで約7時間とされています。

電気自動車だからといって特別な運転方法が必要なわけではなく、オートマチック感覚で運転できるので近距離しか乗る機会がない女性には最適な車種といえます。

電気自動車は電装品、特にエアコンをフル稼働させると走行距離が著しく落ちますが、それでも三菱側の発表ではXでフル稼働させても80kmの走行が可能とされているので、近距離であれば季節を問わず充電残量を気にせず走行できます。

i-MiEV（アイ・ミーヴ）を中古車で購入するメリット！

これまで電気自動車には2つのデメリットがありました。1つは充電インフラの遅れで、自宅に充電設備がないと購入できない人が多くいました。

しかし最近になって都市圏であれば充電スタンドが充実し始めており、また三菱ディーラーや日産ディーラーが設置している充電スタンドが使えるようになっているので充電インフラは解消しつつあります。

もう1つのデメリットは価格です。i-MiEVの発売当初、新車販売価格は約460万円と高額で、EV補助金が139万円出るとはいえ、それでも約320万円になるため購入する人はほとんどいませんでした。

現在、200万円台まで下がっていますが、それでも軽自動車としては破格なので、新車販売台数が飛躍的に伸びることはないといえます。

しかし中古車市場を見ると車数が意外に多く流通しており、しかも販売価格は他の軽自動車よりも同等、またはそれ以下に設定されています。

2014年登録モデルで走行距離が1万km前後の場合は150〜160万円、2010年登録モデルで走行距離が2〜3万kmと状態の良い中古車でも55〜65万円が相場となっています。

近距離限定、充電スタンドのインフラなど制約が多い現在の電気自動車ですが、これらの条件がクリアできれば、今、i-MiEVを中古車で購入するのは大きなメリットとなることは間違いありません。

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