現在、中古車人気が非常に高まっています。
というのが、中古車で1番心配なのが「故障」だと思いますが、現在の特に日本車についてはほとんど壊れなくなってきており、10年10万kmなんて余裕で走りますし、15万kmや20万km走っても少しずつ消耗品を交換すれば全く問題なく走ることができます。(理由:中古車は10年落ちでも大丈夫?年式は何年落ちまでが買い?)
また最大手の ガリバー やビッグモーターでは、最長10年保証などかなり手厚い保証がついていますので、中古車の不安はほぼなくなったといっても過言ではないでしょう。
中古車であれば予算が少ないけれど、高価な車種や1つ上のグレードの車に乗ることが可能になります。
こちらのページでは、販売台数順の他に、コンパクトカーやミニバン、SUV等車のタイプ別に中古車をランキングしておりますので、ぜひ中古車選びの参考になさってください!
なお、当サイト限定情報として、中古車最大手のガリバーに直接取材していろいろと聞いてきましたので、そちらも合わせてお読みいただければと思います。
取材記事:ガリバーの中古車販売!株式会社IDOM本社に直撃取材! 安心の保証や非公開車両、中古車ご提案サービスなどについて教えてもらった!
下記目次から各ランキングにスクロールします。
目次
中古車購入ユーザーのニーズは燃費効率といった経済性だけでなく、新車では購入が難しいけれど中古車であれば販売価格が下がる高級車も含まれます。
人気ランキングにはそのニーズが反映しており、経済性に優れたハイブリッド車や軽自動車と並び、高級ミニバンやセダンが人気を二分しています。
なお、中古車人気ランキングはガリバーの資料を元に作成しています。
ニーズ
燃費の良いハイブリッド車が欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | トヨタ | 車名 | プリウス |
JC08モード燃費 | 37.2〜40.8km/L | エコカー減税 | 75〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
4540mm | 1760mm | 1470mm | 5人 |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 最小回転半径 |
2110mm | 1490mm | 1195mm | 5.1〜5.4m |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
242.9〜339.4万円 | 89.0〜198.0万円 |
日本で初めてハイブリッドを搭載したプリウスは2015年のフルモデルチェンジで早くも4代目となりました。
初代こそ年間2万台に届かなかったものの、エコカー減税の後押しもあって2代目からは販売成績が上向きになり、3代目は2009年6月の新車販売台数で軽自動車のワゴンRを上回る約2.2万台を販売、以後、現在にいたるまで新車販売台数のトップを維持しています。
販売台数が圧倒的に多いことに加え、プリウスユーザーは買い替えサイクルが早いために中古車市場には豊富な車数が流通しており、中古車購入者は好みの年式やグレード、ボディカラーが選べます。
走行距離が短く、状態の良い車種が揃っていることも中古車人気ランキングの要因のひとつです。
4代目は2015年発売なので、すでに多くの車数が中古車市場に出回っています。現行モデルを中古車で購入できることも人気要因となっています。
4代目はエクステリアからインテリア、走行性能まで大きく変わっており、とくに燃費性能に関してはハイブリッド搭載車で最高数値となるJC08モード40.8km/Lを達成しました。
4代目プリウスの燃費効率向上はエンジン特性やモーターの改良といった駆動ユニットに加え、ボディのエアロダイナミクスが大きく貢献しています。
トヨタ・ハイブリッド専用車の特徴となっているトライアングルシルエットを進化させ、フロントバンパーコーナーやフロアアンダーカバー、リアスポイラーなども形状を変更、乗用車の中ではトップクラスとなるCD値(空気抵抗係数)=0.24を実現しています。
中古車市場に出回っている4代目プリウスは走行距離も短く状態の良い車種が揃っています。
トヨタはバッテリーを含めたハイブリッドユニットに対して5年または10万kmの保証をつけており、中古車であっても例外ではありません。
メインバッテリーは当たり外れがあるものの5年や10万kmでヘタることはありませんが、やはり保証期間内であれば安心できます。4代目であれば中古車でも保証期間内です。
4代目は2016年登録モデルで走行距離2〜3万kmの車種が安くなり始めています。
純正ナビなどオプション装着モデルでも165〜185万円が相場で、新車販売価格から100万円近い値下がり幅となっています。
ただし登録済未使用車は新車販売価格とほとんど同じで280〜300万円が相場です。
プリウスにはルーフエンドを高くしてホイールベースを延長し、後部容量を増やした派生車種のプリウスαがあります。
5人乗りステーションワゴンタイプと7人乗りミニバンタイプがあり、ハッチバックモデルでは用途に合わないユーザーでもプリウスの経済性を堪能できます。現行モデルは3代目の改良版版でJC08モードは26.2km/Lです。
プリウスαは2011年発売のため、年間販売台数は少ない割に中古車市場には多くの車数が流通しているので、比較的好みのボディカラーやグレードを選ぶことができます。
2015年式走行距離2〜3万kmの状態が良い車種は190〜210万円、2014年式走行距離5万km前後の場合は160〜180万円の範囲内で購入できます。
先代モデルとなる30系プリウスは2015年12月に販売を終了、最終モデルでも3年落ちになりますが、状態の良い中古車は人気があり、高値相場となっています。
その理由のひとつには、現行モデルよりも30系のスタリングが好きというユーザーが意外に多いことが上げられます。
2013〜2015年式走行距離3〜4万kmの場合、中古車相場は140〜160万円となっており、とくにエアロパーツのついたG’sは高値傾向で180万円前後が相場です。
逆に所有しているユーザーは高値売却が期待できるので、走行距離が5万km以内なら今が売り時といえます。買取業者と交渉する際は積極的にオプションをアピールしてください。
ニーズ
国産の高級セダンに乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | トヨタ | 車名 | クラウン |
JC08モード燃費 | 9.6〜23.2km/L | エコカー減税 | 0〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
4895mm | 1800mm | 1450〜1475mm | 5人 |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 最小回転半径 |
1975mm | 1510mm | 1190mm | 5.2〜5.4m |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
381.2〜606.4万円 | 87.8〜299.9万円 |
乗用車全カテゴリーの中でセダンの人気はけっして高くありませんが、トヨタのクラウンだけは別格で新車販売台数はつねに一定の人気を保っています。
国内専用の高級セダンで日本人好みの「おもてなし」的装備が充実していること、公用車や社用車としてクラウンを選んでおけば無難であることなどの理由が大きな要因となっています。
クラウンにはステイタスシンボル的なイメージがあるのでユーザーの新車の買い替えサイクルは比較的早いことが特徴です。
その影響で中古車市場には新しい年式や状態の良い車種が多く、しかも販売価格は安くなっています。
クラウンの中古車は新車と違い、乗り心地や豪華さといったクラウンの本質的な魅力を求めるプライベートユーザーから多くの人気を集めています。
クラウンはトヨタが販売する国内専用モデルでフラッグシップモデルとなるだけに、ネームバリューだけでなくつねに進化をさせています。
14代目となる現行モデルは12代目から始まったハイブリッドシステムを変更、V型6気筒3.5Lの2GR−FSE型から直列4気筒2.5Lの2AR-FSE型にダウンサイジングしました。
代わりに300N・mという強力なトルクを発揮するモーターを搭載、自然吸気エンジンのV6・3.0Lに匹敵するパワーとJC08モード23.2km/Lの好燃費を両立させています。
なお、自然吸気のV6やターボ仕様の直列4気筒仕様も用意されており、ハイブリッドを好まない保守層向けグレードを設定している点もクラウンらしいところです。
現行モデル14代目のクラウンには伝統を守る保守的なロイヤルと新しいユーザーを獲得する目的で開発された革新的なデザインのアスリートがあります。
ロイヤルに比べるとフロントマスクがアグレッシブであること、走行性能を高めるために8速ATのSuper ECTなどを装備していることが特徴です。
どちらのタイプも発売は2012年なのですでに約6年が経過しています。クラウンは6〜7年がフルモデルチェンジのサイクルであるため、新型の登場が間近に迫っています。
したがって現行モデルの中古車は型落ちとなる前の今が旬です。ハイブリッド仕様で2014年式走行距離4〜5万kmと状態の良い車種の相場はどちらも270〜300万円となっています。
クラウンの中でも最高位のグレードとなるのがマジェスタです。フロントマスクはラジエターグリルに縦型のシルバーモールを配置、豪華さと気品を打ち出しています。
全長や全幅などのサイズに変更はありませんが、ホイールベースを75mm延長して後部席の空間を拡大、シートヒーターや電動サンシェードを設けて快適性を高めていることが特徴です。
新車販売価格が高いこともあって中古車市場に流通している車数は少ないのですが、比較的状態の良い車種が揃っており、2014年式走行距離5〜6万kmであれば280〜330万円の範囲内で購入できます。
先代モデルまで範囲を広げると相場は一気に下がり、2010年式走行距離5万km前後であれば220〜240万円が相場となります。
2018年6月に現行モデル22系が登場したことにより、先代モデルの21系が中古車市場に多く出回っています。在庫処分や試乗車などの登録済未使用車も販売されており、車数が豊富なのでオプションやボディカラー、グレードなど好みの車種を選ぶことができます。
登録済未使用車の相場傾向はアスリートがやや高値となっており、0.5万km以内では400〜420万円、ロイヤルは同走行距離で380〜400万円となっています。
走行距離2〜3万kmの車種でも同程度の販売価格なので、状態の良いクラウンを購入する際は登録済未使用車も検討材料に入れることをおすすめします。
ニーズ
オールラウンドに使える軽自動車が欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | 車名 | ムーヴ |
JC08モード燃費 | 25.6〜31.0km/L | エコカー減税 | 25〜75% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
3395mm | 1475mm | 1630mm | 4人 |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 最小回転半径 |
2080mm | 1320mm | 1280mm | 4.4m |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
111.2〜147.4万円 | 70.0〜120.0万円 |
中古車人気ランキングで軽自動車のトップとなったのがダイハツのトールワゴン、ムーヴです。
小さな子供のいる家族から高齢者、またカスタムであれば若年層男性まで受け入れるオールラウンドな特徴が人気の要因です。
また中古車市場に流通している車数が1万台を超えているので、ユーザーが好みのグレードやボディカラーを選べるのも上位にランクインする理由となっています。
ムーヴの現行モデル6代目は2014年に発売されました。骨格構造そのものを軽量高剛性化、さらにリアサスペンションやストラットバーを強化してブレーキフィーリングを向上させるなどカタログ数値には表れない走行性能を高めていることが特徴です。
2017年8月にマイナーチェンジを行い、後期型を発売しているので2019年までは新型登場が予定されていません。
中古車で現行モデルを購入すれば当分の間、型落ち感を持たずに運転できます。
ムーヴが中古車市場で人気を集めている理由には、流通している車数の多さやオールラウンドなユーティリティ性に加えて燃費が良いという経済性があります。
ダイハツは燃費効率をハイブリッドに頼らずエンジンユニットを進化させる「e:Sテクノロジー」で向上させており、その技術はムーヴにも投入されています。
エンジンは冷却水が低温の時に燃費効率が悪くなります。これを解消するための機能がCVTサーモコントローラーで、トランスミッションのCVTフルードと冷却水の熱交換をすることでエンジンの燃焼効率とCVTの変速効率を高めます。
その他、樹脂製パーツをボディに多用して軽量化、転がり抵抗の低減といった改良を行い、JC08モードを31.0km/Lまで高めています。
中古車市場には早くもマイナーチェンジを行った後期モデルが出回っています。
とくに2017年末のディーラーが登録した未使用車が多く、販売価格は120〜130万円が相場となっています。
新車価格からの値下がり幅は少ない状況ですが車種によってはオプションの装着が多いこともあり、結果的には新車を購入するよりも安い費用になる可能性が十分にあります。
前期モデルでも登録済未使用車が数多くあります。しかも後期モデルが登場したことで販売価格が下がっているため、ボディ形状の一部変更さえ気にならなければ前期モデルを選んだ方が得策です。
ベーシックなムーヴは2016年式で100〜120万円、カスタムでも110〜130万円の範囲内で購入できます。
ムーヴの派生車種には性別を問わず個性的なユーザーのために開発されたムーヴコンテがありました。
ボンネットとキャビンをボックスではっきりと分けたエクステリアや前部席の快適性が大きな特徴でしたが、後継モデルのムーヴキャンバスが発売されたことによって2017年3月に販売を終了しています。
したがってムーヴコンテを購入したいユーザーは中古車限定となります。
中古車市場には比較的多くの車数が出回っているので好みのボディカラーやグレードを選ぶことができます。
ボリュームゾーンは2014年式走行距離2〜3万kmの車種で、70〜80万円が相場です。
コンテにはキャンバスに設定されていないターボ装着モデルがあります。
販売価格の相場は変わらないのでキャンバスの走行性能に物足りなさを感じるユーザーは中古車の中からターボモデルを選べば個性的なエクステリアと同時に爽快な走りを楽しむことができます。
現行モデル6代目は発売からすでに4年経過、2017年にはマイナーチェンジも行っており、新型モデルの発売時期が近いことや現行モデルが中古車市場に数多く流通していることなどの理由によって相場全体は下がり気味となっています。
ただし、カスタムはベーシックモデルが下がり気味の中で依然として高値傾向を続けています。上級グレードのRSで最新の予防安全装置SAVがついている場合、走行距離が1万km前後で状態の良い車種は150〜170万円、走行距離3万km前後で一般的な状態では125〜135万円が相場です。
カスタムは走行距離が短くても前オーナーの乗り方次第では傷みが激しい場合もあるので、必ず整備記録簿をチェックしてから購入を検討してください。
ニーズ
迫力顔のフルサイズミニバンが欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | トヨタ | 車名 | ヴェルファイア |
JC08モード燃費 | 10.6〜19.4km/L | エコカー減税 | 20〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
4935mm | 1850mm | 1950mm | 7〜8人 |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 最小回転半径 |
3210mm | 1590mm | 1400mm | 5.6m |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
335.4〜750.8万円 | 147.8〜376.4万円 |
ラグジュアリー系フルサイズミニバンとして発売されたトヨタのアルファードは高級感を出すためにエクステリアとインテリアは落ち着いた雰囲気でまとめられていました。
スポーティな雰囲気にやや欠けていた部分があったことからバッジエンジニアリングで姉妹車として登場したのがヴェルファイアです。ミニバンにおける元祖迫力顔が特徴のひとつとなっています。
ヴェルファイアの新車販売価格はベースグレードでも約360万円、ミドルグレードになると500万円台という高級ミニバンです。
新車では購入を控えていたユーザーも中古車であれば比較的購入しやすくなることがランキング4位となる大きな要因です。
またフルサイズミニバンは多少年式が古くなっても耐久性があるため、十分に高級感を味わえることも人気に影響しています。
2015年1月に発売された現行モデル2代目は2017年12月にマイナーチェンジを実施しました。
エクステリアではフロントマスクのデザインが変更になり、エアロボデイと標準ボディの2タイプから選べるようになりました。
エアロボディは相変わらずシルバーモールを多用した迫力顔ですが、標準ボディはフロントバンパーに厚みを持たせて重量感を出しているものの、上品なデザインにまとめられています。
ハイブリッド搭載モデルはハイパワーと燃費効率を両立させています。
2.5L直列4気筒のエンジンは単体で112kW(152PS)、206N・mを発揮、フロントには105kW(143PS)と270N・mのパワーを持つ2JMモーターを配置し、リアにも50kW(68PS)、139N・mの2FMモーターがあります。
エンジンパワーの負担を減らしたことでJC08モードは最高19.4km/Lを記録しました。
内装はフルサイズミニバンに相応しいラグジュアリーな装備となっています。
室内長は約3.2mあるので3列目シートでも足元にはたっぷりと余裕があり、キャプテンシートの2列目はふくらはぎの疲れを軽減するマニュアルのオットマンが装備されています。
8人乗りは2列目シートがベンチ式になりますが、スライド幅が広いので前部席を使用している状態でもフルフラットになり、車中泊も余裕でくつろぐことが可能です。
助手席は最大1160mmのロングスライドを備えているので足を存分に伸ばすことができ、まるでリビングでくつろいでいるような気分を味わうことができます。
なお、最上級グレードのエグゼクティブラウンジの2列目キャプテンシートは電動オットマンになります。
マイナーチェンジ以降の後期モデルはまだ中古車市場に出回っていないため、中古車購入は必然的に前期モデルとなります。
現行モデル2代目は人気車種なので販売価格は高値傾向となっており、2015年登録モデルで走行距離2〜3万kmの2.5L直列4気筒搭載モデルでも320〜350万円が相場です。
先代モデルでも2012年式走行距離4〜5万kmまでは大きな価格差はついておらず、200万円を切る車種は2009年式走行距離7〜8万kmがボリュームゾーンとなります。
フルサイズミニバンはフラッグシップモデルなので頑丈に作られています。
多少、走行距離が伸びても走行に大きな影響が出ることはありません。200万円を切る車種でもヴェルファイアの魅力を十分に堪能できます。
国内販売のフルサイズミニバンでもっとも人気のある車種だけに、中古車市場では高値傾向が続いています。
多少、走行距離が伸びても価格は下がらないので予算が許せば登録済未使用車の方がコスパ的には優れている場合があります。狙い目は2017年12月に行われたマイナーチェンジ以前のXグレードです。
Xの新車販売価格は約337万円ですが、登録済未使用車は305〜315万円が相場となっており、車検残がある場合は乗り出し価格(総費用)も必然的に安くなります。またマイナーチェンジ後の車種も流通し始めています。
新車販売価格約392万円のZ・Aエディションは360〜370万円とこちらも新車より30万円前後安くなっています。オプション装着車であればさらにお買い得となります。
ニーズ
ゴージャスな気分になれるミニバンに乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | トヨタ | 車名 | アルファード |
JC08モード燃費 | 10.6〜19.4km/L | エコカー減税 | 20〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
4945mm | 1850mm | 1950mm | 7〜8人 |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 最小回転半径 |
3210mm | 1590mm | 1400mm | 5.6m |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
335.4〜750.8万円 | 139.9〜365.4万円 |
トヨタが販売している数多くのミニバンの中でフラッグシップモデルとなるのがアルファードです。
最上級に相応しいラグジュアリーな装備と快適な乗り心地から、最近は公用車やハイヤーでも高級セダンに替わって使われるようになってきました。
同じくトヨタのヴェルファイアとは姉妹車の関係にあり、走行性能や装備は同一仕様となっています。
トヨタはヴェルファイアを若々しいイメージにしてアルファードを大人が持つ落ち着いた雰囲気にデザインしていましたが、ヴェルファイアの迫力顔が人気を呼んで販売台数が逆転したため、2017年12月のマイナーチェンジではヴェルファイアをしのぐ迫力顔となって登場しました。
マイナーチェンジ以降の後期モデルが中古車市場に出てくるのはまだ先のことですが、流通量が多くなれば人気の逆転も十分に考えられます。
後期型となった現行モデル3代目の大きな変更点はフロントマスクです。
ヴェルファイアと同じくエアロボディと標準ボディの2タイプが設定されました。
ヘッドランプはLEDになって薄型になった分、加飾部分が増え、正面から見ると縦横のシルバーモールだらけになっています。
とくにエアロボディはヘッドランプ下からラジエターグリルまで絞り込んだモールが再び広がってバンパー両サイド下部まで伸びており、押し出し感を強調しています。
その他の改良点では予防安全面でトヨタの最新システム、Toyota Safety Senseが設定されました。
ラジエターグリル内のミリ波レーダーとフロントガラス上部に設置した単眼カメラで先行車両や歩行者を検知、事故の被害を回避または軽減します。
なお、走行性能や装備に大きな変更点はありません。
アルファードの魅力はなんといっても車内装備の豪華さです。
助手席は最大1180mmのロングスライドが可能となっており、最後部まで移動すれば足を存分に伸ばすことができます。
また助手席には電動式オットマンと電動式無段階リクライニング調整がついているのでリビングでくつろいでいる気分に浸れます。
乗員の乗り降りにも細かな気配りが施されています。450mmという低いフロア高に加えてステップ高を350mmに設計しているため、高齢者でもスムーズな乗降ができます。
3列目シートを使用した状態でもラゲッジルームは広く、さらにデッキボード下には148Lの床下収納スペースがあるので背の高い観葉植物などの荷物もラクに積載可能となっています。
現行モデル3代目は2015年1月に発売されました。後期モデルはまだ中古車市場に出回っていませんが、前期モデルは多くの車数が流通しています。
前期モデルもフロントマスク一面にメッキパネルを張り巡らせてかなりの迫力顔になっており、後期モデルに負けないキラキラ感があります。
中古車でも型落ち感を持たずに乗ることができます。
ただし、前期モデルは中古車市場で人気が高いことから販売価格も高値傾向となっており、2015年式で走行距離2〜3万kmと状態の良い車種は330〜350万円が相場です。
先代モデルで2012年式走行距離4〜5万kmになると値下がり幅は大きくなり、260〜280万円の範囲内で購入することができます。
フロントグリルが「銀歯」から「お歯黒」になった後期モデルは販売後、約1年が経過したので中古車市場に流通し始めています。
現行モデル3代目になって、それまでの上品さよりも迫力顔にしたことで人気面ではヴェルファイアに迫る勢いを持っているため、流通しているといっても高値傾向であることに変わりはなく、走行距離1万km前後までは新車販売価格約392.6万円の2.5S・Aパッケージでも360〜380万円が相場となっています。
登録済未使用車の相場は新車販売価格とほとんど変わりがありません。アルファードに関しては中古車で購入するなら先代モデル以前の車種、できるだけ新しいモデルが欲しい場合は新車で購入した方が得策です。
ニーズ
父親のイメージを持ったミニバンが欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | トヨタ | 車名 | ヴォクシー |
JC08モード燃費 | 14.8〜23.8km/L | エコカー減税 | 20〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
4695〜4710mm | 1695〜1735mm | 1825mm | 7〜8人 |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 最小回転半径 |
3210mm | 1590mm | 1400mm | 5.5m |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
246.6〜326.9万円 | 99.0〜198.8万円 |
トヨタのヴォクシーはバッジエンジニアリングによって開発された3姉妹車の5ナンバーサイズミニバンです。
3姉妹車の中では父親的イメージの個性を持っていることが特徴で、フロントマスクはロアグリル面積を大きく取り、太めのシルバーモールを水平基調で加飾して安定感と存在感を強くアピールしています。
現行モデル3代目は2014年の発売なので、中古車で購入しても型落ち感がないというメリットがあります。
また特別仕様車の「煌(きらめき)」はエクステリアやインテリアのメッキモール追加、リアオートエアコン装備といった特典が多く、買い得感があります。
中古車販売価格は人気車種なので高値傾向となっており、2015〜2016年式で走行距離2〜3万kmと状態の良い車種の場合、200〜220万円が相場です。
ヴォクシーの中古車を安く購入するなら2014年以前の先代モデルがおすすめです。
フロントマスクは現行モデルほど迫力顔ではありませんが、7速シーケンシャルシフトマチックや3列目シートに便利なワンタッチスペースアップシートなどを採用しており、走行性能やユーティリティ性においては十分なパフォーマンスを発揮します。
男性っぽさを強調した「煌」シリーズも販売しており、2013年式走行距離1〜2万kmと状態の良い車種でも175〜185万円で購入できます。走行距離5万km前後になると相場はさらに下がり、150万円台から探すことができます。迫力顔にこだわらなければお買い得の中古車です。
ニーズ
高級感があって安い輸入車に乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | BMW | 車名 | 3シリーズ |
JC08モード燃費 | 13.5〜17.2km/L | エコカー減税 | 20〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
4645mm | 1800mm | 1430mm | 5人 |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 最小回転半径 |
-mm | -mm | -mm | 5.4m |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
431.0〜850.0万円 | 174.0〜318.9万円 |
3シリーズセダンはBMWの中核モデルです。
FR(フロントエンジン・リアドライブ)方式を頑なに守る一方でプラグインハイブリッドをラインナップに加えるなど先進的な部分も取り入れている車種で、経済性を重視したモデルからスポーツ走行に特化したモデルまで、合計23タイプと豊富な種類を用意してユーザーのニーズに対応しています。
輸入車は新車時の販売価格は高いものの、中古車になると一気に価格が下がる傾向にあります。
BMW3シリーズも例外ではなく、現行モデルのF30型でも2013年式走行距離5〜6万kmと比較的状態の良い車種でも180〜200万円で購入可能です。
ただし、輸入車の中でもBMWは故障の際の修理費が高いことで知られています。ある程度のリスクと維持費を想定した上で購入を検討してください。
3シリーズの新型、G20系が2018年10月に発表されました。日本販売までタイムラグがあるものの、現行モデルF30系を始め、全体的に中古車相場はやや値が下がると予測されます。3シリーズを中古車で購入するならG20系の日本発売まで待った方がお得です。
中古車相場が下がれば3シリーズのハイパフォーマンスカーも手が届く価格になります。F30系で評価が高かったアクティブハイブリッド3の相場は現在250〜260万円なので、これを基準にして値下がりが見え始めたら買い時です。
ただし、先代モデルE90系を購入する際は2009年以降が賢明です。これ以前のモデルは米国道路安全保険協会のテストで後方追突時の安全性が低いと評価されています。2010年式走行距離4〜5万kmの320iであれば130〜140万円で購入できます。
ニーズ
スポーティな走行もできるセダンに乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | トヨタ | 車名 | マークX |
JC08モード燃費 | 10.0〜11.8km/L | エコカー減税 | エコカー減税対象外 |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
4770mm | 1795mm | 1435〜1445mm | 5人 |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 最小回転半径 |
1975mm | 1500mm | 1170mm | 5.2〜5.4m |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
265.6〜442.8万円 | 75.0〜172.9万円 |
トヨタのマークXはアッパーミドルサイズのスポーツサルーンです。
トヨタの車種としては珍しくハイブリッドモデルがなく、ガソリンエンジン仕様だけで後輪駆動というスポーツライクな姿勢を保っており、最上級グレードの350RDSはV型6気筒3.5Lを搭載、最高出力234kW(318PS)、最大トルク380N・mのハイパワーを発揮します。
現在、国内市場ではセダンが人気薄のため、ハイパワースペックを持つマークXも中古車市場に流れてくると販売価格が一気に下がります。
中古車の中ではクラウンに次ぐ人気を持つ背景には価格が安いという理由があります。
現行モデルで2015年式走行距離3〜4万kmであれば220〜240万円、先代モデルになると販売価格はさらに下がり、2009年式走行距離5〜6万kmの車種は90〜120万円で購入可能です。
マークXは2016年11月に2回目のマイナーチェンジを実施、フェイスリフトを始め、足回りの強化やボディ剛性を高めるなどの大幅改良を行っています。
マイナーチェンジ後の250Gは登録済未使用車でも210〜230万円が相場、走行距離2万km前後になると200万円を切る車種も販売されています。FRセダンのハイパフォーマンスカーを購入したいユーザーにはお得な1台です。
トヨタは2回目のマイナーチェンジを行うと2年後には新型が登場します。しかし現段階ではマークXのニューモデル開発の情報が出ていません。このままカタログ落ちとなるとスポーティーなFRセダンが少なくなることから中古車相場は大きく変化する可能性があります。購入を考えているユーザーは早めに決断することをおすすめします。
ニーズ
車内で子供の世話がラクにできる軽自動車が欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | 車名 | タント |
JC08モード燃費 | 24.6〜28.0km/L | エコカー減税 | 20〜50% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
3395mm | 1475mm | 1750mm | 4人 |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 最小回転半径 |
2200mm | 1350mm | 1365mm | 4.4m |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
122.0〜162.5万円 | 59.7〜139.4万円 |
軽自動車のスーパーハイトワゴンは中古車市場でも人気があり、中でもダイハツのタントは小さな子供を持つ家族層や若年層男性を中心に安定した販売成績を上げている車種です。
ミラクルオープンドアというライバル車にはない特徴を持っていること、中古車市場に流通している車数が多いので状態の良い車種や好みのボディカラー、オプション装着車を見つけられるといった理由が人気につながっています。
また登録済未使用車が多いこともタントを中古車で購入する魅力のひとつになっています。
どの車種も新車販売価格から約10〜15万円の値下がり幅があり、しかもオプション装着車が多いので新車購入の際は登録済未使用車も検討材料に入れることをおすすめします。
タントの中古車を購入するメリットのひとつは、現在販売されているタイプと同モデルを安く手に入れられることです。
現行モデル3代目は2013年から販売されており、2回のマイナーチェンジと一部改良を繰り返しているものの、エクステリアやインテリアに大きな変更はないので経過年数が長くても古さがあまり感じられません。
また流通台数が多いので全体的に相場は安値傾向です。2015年式走行距離2〜3万kmのミドルグレードXは110〜120万円、人気のカスタムでも130〜140万円が相場となっています。
タントは2019年にモデルチェンジを控えていますが、まだ時期がはっきり決まっているわけではないので新型登場まで待つのは得策ではありません。今のうちに状態の良い車種を見つけ、購入することをおすすめします。
ニーズ
初心者でも運転できるコンパクトカーが欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | トヨタ | 車名 | ヴィッツ |
JC08モード燃費 | 21.6〜34.4km/L | エコカー減税 | 20〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
3945mm | 1695mm | 1500mm | 5人 |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 最小回転半径 |
1920mm | 1390mm | 1240mm | 4.7〜5.6m |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
118.1〜232.9万円 | 39.0〜120.0万円 |
初めての車選び、つまり初心者のエントリーカーとして中古車を選ぶ人は多くいます。そんな初心者に人気の中古車がトヨタの2BOXハッチバックタイプ、ヴィッツです。
ボディサイズは軽自動車よりも大きいけれど5ナンバーサイズなので初心者でも運転しやすく、ハッチバックなのでオールラウンドなユーティリティ性があり、何よりトヨタ・ブランドであることが安心感を与えてくれます。
現行モデル3代目は2017年1月にマイナーチェンジを行い、ハイブリッド搭載車を追加しています。
JC08モード34.4km/Lと高い燃費効率を持っていますが、1.3Lの自然吸気エンジン搭載車でも25.0km/Lを記録しており、十分な経済性を備えています。
ハイブリッドを搭載した中古車は比較的高値傾向にあるので、費用を抑えたい人は自然吸気エンジン搭載車がおすすめです。
2015年式走行距離4〜5万kmの車種であれば90〜110万円の範囲内で購入できます。
ヴィッツはコンパクトカーのベンチマーク的存在となっただけに中古車市場には豊富な車数が流通しているので予算や好みのグレードなどに応じた車種を選べます。
2017年1月から販売されている後期モデルもすでに多く出回っており、走行距離1〜2万kmの1.3Fであれば110〜120万円が相場となっています。
2017年1月に追加されたハイブリッド搭載車は非搭載車に比べると高値傾向で、走行距離1〜2万kmでは165〜175万円が相場です。
トヨタのコンパクトハイブリッドには他にアクアもあるので、ヴィッツにこだわらないのであれば両方を比較してから購入することをおすすめします。
コンパクトカーのメリットはドライバーのスキルやステータスを選ばず万人がオールラウンドに使えることです。
新車価格が比較的安価なことから中古車市場には豊富な車数が流通しており、目的や好みに合わせて選べることが大きな購入メリットになっています。中古車市場で人気を集めているコンパクトカーのおすすめ理由と中古車価格相場を紹介します。
2011年の発売以来、4年連続で年間販売台数第1位を獲得したキャリアを持つ2BOXハッチバックです。
ハイブリッド専用車なのでJC08モード最高38.0km/Lと燃費効率が良いことに加え、パワーユニットをコンパクトに設計したことから車内空間が広く、ユーティリティ性に優れていることがベストセラーの要因となりました。
発売からわずか5年で累計販売台数100万台を突破しただけに中古車市場には豊富な車数が流通しています。
ボディカラーはフレックストーンを含めると合計17色、上級グレードにはスエード調のファブリックシートや本革巻きステアリングなどが標準装備されており、女性や中高年男性でも好みのタイプを中古車市場から選ぶことができます。
2017年式走行距離2万km前後のSであれば120〜130万円、2014年式走行距離5万km前後のSは75〜85万円が中古車価格相場です。ハイブリッド用のバッテリーは10万kmでへたることはありませんが、気になるユーザーは購入後、トヨタの「ハイブリッドスマートiチェック」の受診をおすすめします。
2014年9月に現行モデル4代目DJ系を発売して以来、好調な販売成績を残している2BOXハッチバックです。
フロントマスクを中心にマツダ統一デザインをエクステリアに採用、インテリアもシンプルなレイアウトながらジャーマンテイストの上質感を打ち出していることが販売成績につながっており、中古車市場でも人気車種となっています。
DJ系でとくに人気があるのは1.5Lのクリーンディーゼルを搭載した1.5XDで2015〜2016年式走行距離3万km前後の場合、125〜135万円が中古車価格相場となります。とくにディーゼルへのこだわり、好みがなければガソリンエンジン搭載の1.3Sがおすすめです。
2018年8月に一部改良で排気量を1.5Lに変更したことから中古車市場ではやや安値傾向になり、2015年式走行距離3万km前後であれば90〜110万円の範囲内で購入できます。
デミオでお買い得なのは前期モデルとなるDE系です。2011年のマイナーチェンジでマツダ車初となるSKYACTIV技術を導入、コンパクトカーとしての性能を格段に向上させました。その割に中古車価格相場は安く、最終モデルとなる2014年式13C-Vで走行距離3万kmと状態の良い車種でも50〜60万円で購入できます。フロントマスクの違いさえ気にならなければ高いコストパフォーマンスを発揮する中古車です。
コンパクトカーに軽スーパーハイトワゴンのユーティリティ性を取り入れた新しいジャンルの車種です。2015年8月に登場した4代目から注目を浴び、人気車種となりました。
両側スライドドア、広い車内と多彩なシートアレンジ、ハイブリッド仕様を選べばJC08モード32.0km/Lと経済的なことなどが大きな特徴です。
現行モデルも多くの車数が中古車市場に出回っています、2017年式走行距離2万km前後のマイルドハイブリッド仕様、MXであれば130〜140万円、ベースグレードのGは同年式同走行距離で105〜115万円が中古車価格相場です。
2010年から2015年にかけて販売された先代モデルも意外に人気があるため、相場が一気に下ることはありません。とくにカスタム仕様のバンディットは高値傾向で、2015年式走行距離3万km前後でも140〜150万円が相場です。予算が許すならば現行モデルを購入した方が得策です。
ミニバンに次いで人気ジャンルに成長しているのがSUVです。最近の傾向としては悪路走破性よりも都市圏でも似合うスタイリッシュなエクステリアや舗装路の走行性が重視されており、それらの車種も中古車市場に多く流通しています。
コンパクトサイズからフルサイズまでの人気SUVをピックアップ、その人気理由と中古車相場価格を紹介します。
デザインを優先したコンパクトSUVというジャンルを切り開いたエポック的な車種です。バンパーに埋め込まれたヘッドライトやグラマラスに張り出した前後フェンダー、ブーメラン型のテールランプなど独特のエクステリアが人気の要因となっており、このスタイルは日産デザインヨーロッパと日産グローバルデザイン本部による共作で2010年の発売以来、基本的に変わっていません。したがって中古車で購入しても型落ち感がないというメリットを持っています。
新車販売価格が比較的安いため、中古車価格相場も安値傾向です。2017年式走行距離1万km以内のミドルグレード15RX・Vセレクションは150〜165万円、同年式同走行距離のハイグレードGTでも170〜180万円が相場です。
2014年式走行距離3〜4万kmまで選択範囲を広げれば100万以下の車種も見つかります。最近流行りのコンパクトSUVの中では割安感のある車種です。
全長4540mm全幅1840mmのミドルサイズSUVです。マツダの統一デザインとSKYACTIV技術を全面的に採用したことで話題を集め、そのスタイリッシュなエクステリアが人気要因となって販売開始から9ヶ月間で月間販売目標の約3年分となる3.7万台を受注しました。
2016年にはフルモデルチェンジを実施、全体的なフォルムは変わらないものの、細部がリファインされたことでシャープ感が高まっています。
CX-5にはクリーンディーゼル搭載車とガソリンエンジン搭載車が設定されており、中古車市場では前者が人気車種となっています。これは初代、2代目ともに変わらない傾向で、2012年から2016年まで販売された初代でも2014〜2015年式走行距離3万km前後の相場が210〜230万円と高値傾向です。
したがってCX-5を安く購入するなら初代のガソリンエンジン搭載車が狙い目です。2014年式走行距離3万km前後の20Sであれば160〜170万円が相場です。ガソリンエンジンの方が静かで伸びのある加速感が楽しめるため、アウトドアレジャーに出かける機会が少ないユーザーにはむしろ快適な車種となります。
トヨタのヘビーデューティーSUV、ランドクルーザーの走行性能を受け継いだクロスオーバータイプで、現行モデルは全長4760mm全幅1885mm全高1850mmという堂々としたフルサイズが人気要因のひとつとなっています。
2009年からの販売なので中古車市場には多くの車数が出回っていますが人気車種のため高値傾向となっており、2015年式走行距離1〜2万kmの2.8TXでも300〜400万円が相場です。
プラドはモノコックボディであっても頑丈なので過走行や低年式でも十分に走行可能です。安く購入するならば2002〜2009年まで販売された120系が狙い目です。2004〜2005年式走行距離8〜9万kmの場合、グレードを問わず100〜120万円の範囲内で購入できます。
ただし人気の70系は現在でも高値を維持しており、1990〜1992年式走行距離12〜13万kmでも160〜220万円が相場です。タフなボディとはいえ70系を購入するのはかなり趣味性が高いので、維持費を十分に用意しておいた方が無難です。
普通車や小型車の市場が縮小傾向の中で、軽自動車は依然として好調な販売成績を残しており、その影響で中古車市場には豊富な車数が流通しています。
状態の良い車種も揃っているので、ユーザーは好みのタイプやグレードを予算に応じて選択することができます。中古車市場で人気を集めている軽自動車のおすすめ理由と中古車価格相場を紹介します。
初心者のエントリーモデルに最適な2BOXハッチバックです。ボンネットがあるので車幅感覚がつかみやすく、フロントウインドウの面積が広いので頭上の視界も良好です。運転席にはシートリフターとチルトステアリングを装備、ほとんどのユーザーがベストポジションを取れる設計になっているなど運転のしやすさが大きな特徴です。
新車販売価格がミドルグレードでも100万円を切っているため、中古車であればその予算で上級グレードを購入できることがメリットです。2017年式走行距離1万km前後のX”SAV”は85〜95万円、走行距離3万km前後まで選択範囲を広げれば65〜75万円で購入できます。
エクステリアのデザインは異なるものの、2011年から2017年まで販売された初代モデルは燃費効率のシステムが現行モデルと基本的には同じなので経済的にも優れています。2015年式走行距離3万km前後の場合、55〜65万円が相場です。ただし予防安全装置は初期のSAなので、最新装備が欲しいユーザーには2017年以降の現行モデルがおすすめです。
オールラウンドに使えるトールワゴンです。現行モデルの6代目は2017年に発売されました。ミドルグレードのFXにはマイルドハイブリッド、ハイグレードのFZにはハイブリッドシステムを搭載していることが特徴で、ユーティリティ性に加えてJC08モード最高33.4km/Lという燃費効率の良さが人気につながっています。
中古車市場にはすでに多くの現行モデルが流通しています。当分の間はモデルチェンジがないので中古車でも現行モデルを購入すれば新鮮味が薄れることはありません。2017年式走行距離2〜3万kmのFZは115〜130万円、FXであれば105〜120万円が相場です。
なお、車種によっては予防安全装置のセーフティパッケージが未装着の場合があります。予防安全装置が装着されていても販売価格に大きな差はないので、購入する際は必ず装着確認することをおすすめします。
軽自動車で販売台数NO.1を堅持しているスーパーハイトワゴンです。2017年5月のフルモデルチェンジで操縦性や子育てに便利なユーティリティ性がさらに向上しました。また最新の予防安全装置Honda SENSINGを全グレードに標準装備していることも人気要因のひとつです。
小さな子供のいる家族にとってファーストカーの条件を満たしているため、中古車市場でも人気車種となっており、中古車市場の現行モデルは高値傾向が続いています。走行距離2万km前後でも120〜140万円と値落ち感が少ないのが現状です。
したがってN-BOXを安く購入するなら初代モデルが狙い目です。2014年式走行距離3万km前後は100〜110万円が相場となっており、探せば90万円台の車種も見つけることができます。2013年式以降であれば予防安全装置を含んだ「あんしんパッケージ装着車」があるので、これを選べば安全面でも安心して家族を乗せることができます。
広い室内空間を持つミニバン人気はすっかり定着しました。ショートサイクルで新型が登場するものの、エクステリアはセミワンBOX形状なので型落ち中古車でも古さを感じさせないところが中古車購入メリットのひとつです。コンパクトサイズからフルサイズまでの人気車種をピックアップ、おすすめの理由と中古車価格相場を紹介します。
3列シートを備えていながら全長4265mm全幅1695mmのコンパクトなボディであることが特徴です。最小回転半径は軽自動車並の5.2m、フロントウインドウはルーフまで伸びているので上方視界が見やすく、メーターパネルをダッシュボード上部に設置しているので少ない視線移動で運転できます。6〜7人乗せる機会が少ない家族に人気のミニバンです。
現行モデル2代目は2016年からの販売で中古車市場に多く出回っていますが、人気車種のため販売価格は高値傾向です。2017年式走行距離1万kmと状態の良い車種は220〜240万円が相場なので値落ち感が少なく、中古車購入のメリットがあまりありません。コストパフォーマンスを求めるなら先代モデルが狙い目です。
2014年以降に販売されたモデルはマイナーチェンジ後なので型落ち感はあるものの、ウェッジシェイプのエクステリアに古さはなく、ユーティリティ性もあるのでコンパクトミニバンとしての機能を十分に果たします。
2015年式走行距離3万km前後の車種であれば115〜135万円が相場です。2016年販売終了間際に発売されたGプレミアムなどの特別仕様車はオプションがフル装備なので、これらを購入するとお得感が増します。
2018年上半期でもっとも売れたミニバンです。全幅1695mmの運転しやすい5ナンバーサイズであることに加え、車内が広くユーティリティ性が高いことから従来より人気のあった車種ですが、2016年のフルモデルチェンジで設定した高速道路・同一車線自動運転技術のプロパイロット、2018年2月に設定したシリーズ式ハイブリッドシステムe-POWERによって人気が急上昇しました。
中古車市場にe-POWER搭載車は少ないものの、プロパイロット搭載車は多く出回っています。2018年式走行距離1〜2万kmの相場は250〜260万円となりますが、新車時はプロパイロットがオプション扱いなのでかなりお得感があります。なお、2017年式同走行距離でも販売価格に大差ありません。
スマートシンプルハイブリッドシステム「S-HYBRID]を搭載した先代モデルになると販売価格は一気に下がり、2013〜2014年式走行距離3万km前後と状態の良い車種でも160〜180万円が相場です。室内の広さやユーティリティ性は現在でも十分に通用するミニバンです。
フルサイズのミニバン中古車市場で圧倒的な人気を集めているのがアルファードと兄弟車のヴェルファイアです。
最新モデルではアルファードも迫力顔となりましたが、2015年まで販売された2代目までは比較的上品なフェイスマスクのため、中古車を求めるユーザーにはヴェルファイアの方が魅力的に映っていることが人気につながっています。
中古車で比較的状態の良い車種を購入するなら2代目がおすすめです。2014年式走行距離3〜4万kmの2.4Zは240〜260万円が相場です。
また一般的な車種は10年10万kmを超えると中古車としての価値はほとんどなくなりますが、ヴェルファイアやアルファードはトヨタのフラッグシップモデルだけに耐久性にも優れており、10年10万km以上の車種でも十分に活用できます。
2009年式走行距離11万kmの場合、140〜150万円が相場です。10年10万km超の車種は走行性能に問題がなくても室内がヘタっていることがあるので、シートの座り心地などを確認してください。
かつては商用バンのイメージが強かったステーションワゴンもカーライフの多様化に伴って需要が増えており、その影響もあって中古車市場には状態の良い車種が豊富に流通しています。
セダン並の操縦性とワゴン特有の荷室の広さを併せ持ったステーションワゴンの中から3車種をピックアップ、その人気理由と中古車価格相場を紹介します。
国産車では唯一の5ナンバーサイズを維持しているステーションワゴンです。フロントウィンドウが比較的立った角度で設計されているためボンネット両端が見やすく、最小回転半径は軽自動車並の4.9m(”W×B”は5.5m)と小さいので運転しやすいことが特徴です。5ナンバーサイズといっても荷室容量はたっぷり確保されており、後部席を使用した状態でも407L、後部席背もたれを前倒させれば872Lの広い空間を作り出せます。
ステーションワゴンの中では中古車市場に流通している車数が多い方なので、予算に合わせて好みのボディカラーやグレードを選ぶことができます。2012年から販売している現行モデル3代目は2015年にマイナーチェンジを行っていますが、キーンルックになったマイナーチェンジ後のモデルでも2016年式走行距離2〜3万kmの1.5Lハイブリッド仕様は120〜140万円が相場です。
前期モデルになると中古車価格相場はさらに下がり、2012年式走行距離4〜5万kmまで条件を広げると100万円を切る車種も見つけることができます。ステーションワゴンにスタンダードの性能を求めるユーザーには最適の車種です。
スバルが2014年から販売している走行性能とユーティリティ性を両立させたステーションワゴンです。一般的にステーションワゴンはセダンをベースにしてエクステリアの変更を行いますが、レヴォーグは専用エクステリアを使用していることが大きな特徴です。
搭載しているエンジンは1.6Lと2.0Lの2タイプで、どちらも直噴ターボを装備をしており、2.0Lは最高出力221kW(300PS)とハイパワーモデルに仕上げられています。
新車販売価格は1.6LのGTでも286.2万円と高額ですが、中古車で2014年式走行距離3〜4万kmになると値落ち感が強くなり、170〜190万円が相場です。スバルはステーションワゴンに強いメーカーで、レヴォーグの前にはレガシィに設定されていました。
最終登録年度の2013年式で走行距離3万kmと状態の良い車種でも140〜160万円が相場と比較的安値の傾向を示しています。ハイパワーよりも水平対向エンジンやAWD、ユーティリティ性を重視するならレガシィの方がコストパフォーマンスに優れているといえます。
マツダのフラッグシップモデルで現行モデルは2012年から販売されています。最上級のステーションワゴンだけに装備が充実しており、シートヒーターや左右独立のフルオートエアコン、リアのベンチレーターなど快適性を高める機能が各種備わっています。
ラゲッジルームは後部席を使用した状態で506L、後部席背もたれを倒せば1648Lの大容量が確保できます。2.0Lと2.5Lのガソリンエンジン仕様、2.2Lのクリーンディーゼル仕様の3タイプが設定されており、中古車で狙い目となるのは後者、クリーンディーゼル仕様です。
ディーゼルエンジンの魅力は耐久性に優れていることです。5万km程度では走行距離の初期段階に等しく、動力性能にはほとんど影響がありません。中古車市場のクリーンディーゼル仕様は意外に安値傾向で、2013〜2014年式走行距離5〜6万kmと状態の良い車種でも150〜170万円が相場です。
条件を8〜9万kmまで広げると100万円前後で購入できる車種もあります。比較的新しいフラッグシップモデルをこの価格で購入できるのはかなりお得感があるといえます。
セダンの需要は一時期に比べると減少していますが、運転のしやすさや後部席の快適性などの理由から一定の人気があります。中古車で購入するメリットとしては、高級セダンになるほど値落ち感が強くなって安く購入できる点があります。セダンの中でとくに人気のある車種をピックアップし、その人気理由と中古車相場価格を紹介します。
トランクをキャビンとはっきり分けた典型的なノッチバックスタイルのベーシックなセダンです。発売以来、国内仕様は頑なに5ナンバーサイズを維持していることが特徴のひとつで、開放的なフロントガラスからはボンネット両端が見やすくなっており、初心者や高齢者でもラクに運転できることが安定した人気につながっています。
トランク部分は短いように感じますが、意外に広くゴルフバッグ4個を収納できる容量を持っています。
現行モデルは2015年にマイナーチェンジを実施、フロントマスクがトヨタのアイコンであるキーンルックに変わり、ベーシックなデザインの中にも若々しさがあります。1.5Lのハイブリッド仕様でも販売価格は安値傾向で、2017年式走行距離2〜3万kmの場合、140〜160万円が相場です。
前期モデルになると中古車価格相場はさらに下がり、2013〜2014年式走行距離4〜5万kmのハイブリッド仕様は110〜130万円が目安です。内装や走行性能に大きな違いはないので、コストパフォーマンス重視であれば前期モデルが狙い目です。
全長4880mm全幅1830mmのフルサイズセダンです。日産が世界戦略車として開発した車種で、広々とした後部席の快適性が人気につながっています。ラグジュアリーな高級車というよりもスタンダードなセダンを目的としているので室内装備は上質な素材を使っているものの、比較的シンプルなレイアウトになっています。フルサイズセダン=ラグジュアリーという図式が苦手なユーザーには最適な車種です。
新車販売価格はベースグレードのXEが265.3万円、ミドルグレードのXLは321.3万円とかなり高価ですが、中古車市場では状態の良い車種が半額近い価格で購入できます。2015年式走行距離2万km前後のXLは165〜180万円、ハイグレードのXVは180〜200万円が相場です。
中古車のフルサイズセダンは高額のオプション装着が多く、中には本革シート仕様もあります。オプションの種類を中心に探すのもコストパフォーマンスの良い車種を見つけるひとつの方法です。
全長4730mm全幅1795mmのミドルサイズセダンです。このサイズではFFが多い中、スポーツサルーンという位置づけからFRのレイアウトを取り続け、またトヨタとしては珍しくハイブリッド仕様を設定せずV型6気筒の2.5Lと3.5Lエンジンを搭載しています。
3.5Lは最高出力318PSとハイパワーである反面、燃費効率は低くJC08モードは10.0km/Lに留まっています。今時、珍しく燃費よりエンジン特性にこだわった車種なので万人向きではありませんが、スポーツサルーンに安く乗りたいユーザーにはおすすめの1台です。
マークX現行モデルは2009年から販売されており、2016年には2回目のマイナーチェンジを実施してフロントマスクをキーンルックに変更しています。2回目以降のモデルはまだ車数が少なく、2017年式走行距離1万km前後の2.5Lタイプは230〜250万円が相場です。
ただし2012年に行われた1回目マイナーチェンジ以降の車種になると中古車価格相場は一気に下がり、2013〜2014年式走行距離4〜5万kmの2.5Lタイプであれば150〜180万円の範囲内で購入できます。エンジン特性に違いはないので現行モデルとほぼ同じ走行性能を楽しむことができます。
純粋な2ドアクーペは国産車から姿を消しましたが、スポーティな走行が楽しめる車種は増えています。パーソナルユースであることから、中古車は新車よりも心理的、予算的に購入しやすいというメリットがあります。
中古車市場で人気のあるスポーツカー・クーペの中からボディサイズを基準に人気車種をピックアップ、その人気理由と中古車価格相場を紹介します。
2015年から販売されている軽2シータースポーツカーです。国産の量販車では唯一、ミッドシップレイアウトを採用しており、優れたハンドリング性能を持っていることが大きな特徴です。
搭載しているエンジンはN-BOXに使われているS07A型に新開発のターボチャージャーを装着、軽自動車初となる6速MTはクロスレシオになっているのでエンジンパワーを自在に操ることができます。ファーストカーとしてのユーティリティ性はまったくありませんが、その分、パーソナルユースに徹した潔さを持つスポーツカーです。
手作業で製造する部分が多かったことから販売当初は納車まで1年待ちが当たり前という状況だったため、中古車価格相場はプレミアムが付き、新車よりも高値状態が続きました。現在は需要が満たされたことから適正価格に戻っています。
2015年式走行距離2万km前後と状態の良い上級グレードのα(アルファ)でも160〜180万円が相場、走行距離の条件を5〜6万kmまで広げると120〜140万円で購入できます。なお、走行距離が低いにも関わらず販売価格が安い車種は修復歴ありのケースが多いので、購入を検討する際はどの部分を修復したのか確認することをおすすめします。
国産車でもっとも販売台数が多い2シーターオープンカーです。英国風のライトウェイトスポーツタイプを目標にして開発された初代は1989年に登場、これまで3回のフルモデルチェンジを行っており、現行モデルは4代目となります。モデルチェンジごとに大型化、重量増を繰り返してきたことから4代目は原点回帰をコンセプトにしてエンジンのダウンサイジングと徹底した軽量化を図ったことが大きな特徴となっています。
中古車市場には歴代モデルが揃っています。安値は1998年から2005年まで販売された2代目NB系で走行距離7〜8万kmの車種は50〜70万円が相場です。3代目は年式や走行距離によって大きな差が生じており、2006〜2007年式で走行距離6〜7万kmは70〜90万円、2013〜2014年式走行距離2〜3万kmは180〜210万円が相場です。
現行モデルの方が3代目より安い場合があり、180万円前後から走行距離2万km程度の車種を見つけることができます。比較的新しい車種であれば手間をかけずに乗ることができますが、古いロードスターは自分でレストアしながら乗るという、古典的ライトウェイトスポーツカーのスタイルを楽しめるのも中古車で購入する魅力のひとつです。
国産車の中では長い歴史を持つスポーツカーです。2000年に販売を終了しましたが、復活を望む声が社内外から多かったため2002年にZ33型が登場、現行モデルZ34型は2008年から販売されています。
Z32型まで設定されていた2by2がなくなり、完全な2シーターとして設計されていることに加え、搭載しているエンジンがV型6気筒3.5〜3.7Lというハイパワーモデルであることが大きな特徴です。
中古車市場では経済性が優先されるため、V型6気筒3.5〜3.7Lのスポーツカーは一部から人気を集めているものの、一般ユーザーには訴求点がないことから販売価格は安値傾向になっています。
現行モデル3.7Lタイプでも2009年式走行距離5〜6万kmの車種は170〜200万円が相場で、Z33型になると100万円を切る3.5Lタイプもあります。自動車税と維持費はかかりますが、あえてそれを承知の上でハイパワー高トルクのスポーツカーに乗りたい!という心意気を持つユーザーにはおすすめの中古車です。
正規代理店が輸入した外国車は右ハンドルが多いため、中古車になると海外販売が難しくなることから値下がり幅が大きくなります。
これは中古車で輸入車を購入する大きなメリットですが、反面、高額な修理費や故障のリスクというデメリットもあります。このリスクを最小限にする手段としては国内に正規代理店が数多くあるメーカーの車種を選ぶことです。中古車市場で正規代理店のある人気車種をピックアップし、その理由と中古車価格相場を紹介します。
フランスだけでなくヨーロッパ中でスタンダードとなっている2BOXハッチバックです。全長3975mm全幅1740mmのボディサイズは日本の都市圏でも運転しやすいサイズで、ボンネットからリアエンドまでの流麗なプレスラインやベルトライン下の強い塊感がフレンチデザインを感じさせます。
搭載している1.2L直列3気筒のPure Techエンジンは4年連続でインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーの1.0〜1.4Lクラスで最優秀賞を受賞、燃費効率と十分なパワーが高く評価されています。
新車販売価格が安いこともあって、国産コンパクトカーの予算で状態の良い中古車を購入することができます。上質なインテリアのミドルグレード、アリエールは2015〜2016年式走行距離1〜2万kmで140〜150万円、ベースグレードのスタイルであれば同年式同走行距離で100〜120万円が相場です。
家族で使いたいけれど国産のコンパクト2BOXハッチバックでは物足りないというユーザーにおすすめの中古車です。なお、日本の正規代理店はプジョー・シトロエン・ジャポンで、販売店は全国に約80店舗あります。
ベーシックな2BOXハッチバックからSUVのクロスオーバー、オープンタイプのコンバーチブルやステーションワゴンのクラブマンなどいろいろな車種を用意していることが特徴のひとつで、カーライフに合わせた個性的な1台を選べます。
現在のMINIはBMWによって開発生産されており、初代のミニとは異なった系譜であるものの初代をリスペクトしたデザインになっています。第3世代と呼ばれる現行モデルは初代カラーがかなり薄まりましたが、それでも逆台形のラジエターグリルや丸目型ヘッドライト、インパネ中央の大径丸型メーターデザイン(中央にはディスプレイを装備)は健在です。
ベーシックモデル、ワンの中古車価格相場は第3世代の2014〜2015年式で走行距離2〜3万kmが110〜140万円、第2世代になると2011年式走行距離3〜4万kmで90〜110万円です。もっとも多彩な車種が揃っていたのは第2世代で、スポーティタイプのクーペや2シーターオープンのロードスターなどもありました。
クーペの中古車は意外に安値傾向で、2012年式走行距離2万km前後の上位グレードクーパーSが130〜150万円、ベースグレードのクーパーであれば同年式同走行距離で110万円前後が相場となっています。国内に流通している車数はけっして多くないので、強い個性を求めたいユーザーには最適の輸入中古車です。なお、MINIの正規代理店は全国に約120店舗あります。
メルセデス・ベンツの中核となるモデルです。現行205型のボディサイズ全長4690mm全幅1810mmはほとんどクラウンと同じ大きさですが、Cクラスはハンドルの切り角度によってタイヤのポジティブキャンバーを変えるため最小回転半径は4.9〜5.1mと小さく、都市圏の細い道路でも運転しやすいという特徴を持っています。
セダンの他、クーペやステーションワゴンなど幅広いバリエーションがあり、ステータスシンボルとしてよりもカーライフに合わせた実用的な車種として人気があります。
205型は2014年から販売されています。上級モデルの222型などとの共通部品や装備が多く、Dセグメントを感じさせない高級感を持っている割に中古車価格相場は安値傾向で、2015年式走行距離2〜3万kmのベーシックグレードC180アバンギャルドは230〜250万円が相場となっています。
先代モデルの204型になると販売価格は一気に下がり、90〜120万円の範囲内で購入できます。1度はメルセデス・ベンツに乗ってみたい!と思っているユーザーには204型がおすすめです。メルセデス・ベンツの正規代理店は日本各地に約200店舗あります。
中古車市場には50万円以下でも実用性十分の車種が豊富に流通しています。とくにベストセラーモデルの型落ちは販売店が在庫を抱えていることが多く、状態の良い車種でも50万円以下に設定して早めに売却するという傾向が見られます。
50万円以下で購入できる中古車から人気車種をボディサイズ別に選び、その理由と中古車価格相場を紹介します。
50万円以下で購入できる軽自動車の中でおすすめなのが2012〜2017年に販売された5代目ワゴンRです。全高1600mm超のトールワゴンで車内が広く、多彩なシートアレンジを工夫すればオールラウンドな使い方ができる車種です。
モーターで発電とエンジンアシストを同時に行うENE-CHARGE(エネチャージ)やエアコンを使わず蓄冷剤で室内を冷やすECO-COOL(エコクール)などを装備しており、JC08モードは現行6代目に近い最高32.4km/Lを記録しました。経済性に優れていることも特徴のひとつです。
先代ワゴンRを中古車で購入するメリットは流通している車数が豊富なことです。2017年2月に現行6代目が登場したことによってユーザーの関心が先代から離れつつあるため、販売店は5代目の在庫をできるだけ減らしたい意向があるので販売価格が安値傾向になっています。2013〜2014年式走行距離5〜6万kmと実用性十分の車種でも49.5〜49.9万円の範囲内で購入できます。車数が豊富なので好みのボディカラーやグレードが選べる点もおすすめ理由のひとつです。
50万円以下で購入できるコンパクトサイズの中でおすすめなのが2007〜2013年に販売されたフィットです。全長3900mm全幅1695mmと小型車枠いっぱいまで広げられたボディサイズは現行モデルとほとんど変わりなく、室内のユーティリティ性もすぐれています。
2007年の自動車アセスメントでは衝突安全性能総合評価において運転席・助手席ともに6スターを獲得しており、高い安全性能も備えています。「とりあえず50万円以下の車種」と思っているユーザーには最適のコンパクトカーです。
2代目フィットは2007年11月から2008年9月まで国内乗用車販売台数9ヶ月連続第1位を記録するほどのベストセラーとなりました。したがって中古車市場には豊富な車数が流通しており、好みのボディカラーやグレードを状態の良い車種から選べます。
50万円の上限では2008〜2009年式走行距離3〜4万kmの車種を購入できますし、2007年式で走行距離の検討範囲を5〜6万kmまで広げれば35〜40万円の車種も見つけることができます。コストパフォーマンスに優れた中古車です。
50万円以下でも重厚感のある車種に乗りたい!というユーザーにおすすめなのが2003年から2008年まで販売された12代目クラウンです。高級セダンはステータスシンボル的な要素を持っていることから乗り替えサイクルが早く、中古車になるとブランド力が弱くなるので値落ち幅が大きくなります。
しかし高級セダンとしての性能は維持しており、耐久性も高いので10年落ちでも十分な実用性を持っています。12代目はそれまでの保守的なデザインを一新、現在のクラウンに通ずる流麗でスポーティなボディフォルムを持っているので古さもさほど感じられません。
50万円を下回る12代目クラウンはかなり中古車市場に流通しているので、探せば状態の良い車種を見つけることができます。
2007年式走行距離4〜5万kmの2.5Lロイヤルサルーンであれば予算上限で購入可能です。年式や走行距離の選択範囲をさらに広げれば3.0Lのロイヤルサルーンを35〜45万円で購入することもできます。50万円以下でもラグジュアリーな気分を味わえます。
中古車購入予算が100万円になると選択肢の幅が広がります。市場流通量の多い人気車種を選ぶのも方法のひとつですが、人気車種は当然高くなるので状態の良さにも限度があります。
むしろ欲しいジャンルのダークホース的、隠れた実力を持つ車種を選んだ方が高いコストパフォーマンスを得ることができます。100万円以下で購入できるコスパの高い車種をジャンル別に選び、その人気理由と中古車相場価格を紹介します。
トヨタが2006年から2012年まで販売していた3ナンバーの2BOXハッチバックです。全幅1760mm全長4260mmのボディサイズは現行モデルのゴルフとほぼ同じ大きさで、スポーティさとワンクラス上の高級感を両立させた車種です。
搭載しているエンジンは2BOX最大級の直列4気筒2.4LとV型6気筒3.5Lでリアサスペンションにはダブルウィッシュボーン式を採用、インテリアはセンタークラスター回りにシルバーメッキモールを配置するなど上質な空間に包まれています。
販売終了の理由は不人気ではなくレクサスに移行したためで、後継車的存在となっているのがCTです。まさに隠れた実力の2BOXハッチバックです。
知名度が低いことから中古車市場ではやや安値傾向で、2011年式走行距離4〜5万kmの2.4Lは70〜90万円、2007〜2008年式走行距離6〜7万kmになると60万円台で購入可能です。中古車市場に出回っている車数は多くないものの、根気よく探させば状態の良い車種を見つけることができます。
ホンダが販売しているミニバンの中でフラッグシップモデルとなるのがオデッセイです。フルサイズミニバンはアルファードとヴェルファイアに人気が集中していますが、ホンダはあえて正面から勝負せず、全高を1545mmと低くしてスタイリッシュなフォルムをセールスポイントとしました。
100万円以下で状態の良い車種が買えるのは2008〜2013年まで販売していた4代目です。室内高は低いものの、センタータンクレイアウトを採用したことで座面が低くなり、3列ともに大人が乗っても余裕のヘッドクリアランスを確保しています。都市圏の立体駐車場に入庫できることや優れた走行性能を持っており、他のフルサイズミニバンとは違った魅力を備えています。
100万円の上限では2009〜2010年式走行距離4〜5万kmの2.4Mグレードが購入可能です。直列4気筒2.4Lエンジンを搭載しているので7人乗車でもストレスを感じることなく運転できます。
走行距離や年式の幅を広げれば選択肢が増え、80〜90万円で購入できる車種も見つかります。ミニバンでも操縦性能を楽しみたいユーザーに最適の1台です。
SUVは現在、流行しているジャンルなので人気の強いスタイリッシュな車種は中古車でも高値傾向です。しかし2007〜2012年まで販売していた3代目フォレスターであれば100万円以下でも比較的状態の良い車種を購入できます。
4駆に強いスバルが販売している車種だけに、クロスオーバーSUVといっても悪路走破性に優れていることが最大の特徴です。また前期モデルにはすでにスバル車から姿を消しつつあるショートストロークタイプのEJ20型が搭載されており、舗装路でも力強い加速を体感できます。
100万円の上限では2010〜2011年式走行距離5〜6万kmの後期モデルが購入できます。搭載しているFB20型は現在のスバルの主流となるエンジンで燃費効率が優れており、ミドルサイズSUVでありながら15.2km/L(10.15モード)を記録しました。
前期モデルは予算上限で走行距離3〜4万kmの状態の良い車種を購入できます。ボディフォルムはボンネットを持つ典型的なクロスオーバーSUVなので古さをさほど感じさせません。アウトドアレジャーを本格的に趣味としているユーザーにおすすめの1台です。
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