エンジンルームのチェック・点検箇所

こちらのページでは、エンジンルームチェック・点検箇所について、わかりやすく解説しております(^^)


素人目にはわかりづらいのがエンジンルームです。まずはボンネットを開けてエンジンルームを見るのですが、パッと見ると、さまざまなパイプや入れ物があり、中に液体が入っていたりします。

車種によって若干配置や形が異なるので、知識のあまりない方だとどこをどう見てよいのか、判断が難しいのです。

エンジンルームのチェックでわからないことがあれば、営業マンに「これは何ですか?」と1つ1つ聞いてみるとよいでしょう!良い営業マンであれば、丁寧に教えてくれるはずです!

それではエンジンルームを順番にチェックしていきましょう(^v^)

エンジン全体を眺める

まずはエンジンルームを開けてエンジンをかけてみましょう!

イグニッションキーを回した直後のエンジン音は一旦回転数が高めになり、2〜3分ほどアイドリングを続ければ安定し、エンジン回転計もだいたい600〜800rpm付近で落ち着いてくるはずです。

このとき変な異音が無いか、注意深く耳を澄ましてみましょう。正常であれば、規則正しいエンジンの回転音と冷却用のファンの音が響いているはずです。少しでも気になる事があれば営業マンに質問してみましょう!

エンジンのオイル漏れ

エンジン内部のパッキンやゴム系パーツが劣化してくると、エンジンの隙間からオイルが漏れてきます。

オイル漏れをすると、エンジン内部の冷却水と混ざりオイルが粘性を失い、最悪エンジンを壊してしまうこともありますので、オイルが滲んだ跡がないかチェックしましょう!

車をリフトアップして下から見れれば1番いいのですが、それができない場合は、上から見える範囲でオイルの滲みやオイルが流れた跡がないかチェックしましょう!

ボンネットの裏の劣化具合

ボンネットの裏には通常写真のような防音材が貼り付けられています。

ゴムでできていますが劣化しやすい部分ですので、走行距離と相応の劣化具合かチェックしておきましょう!

エンジンルームの取り付け部のボルト

ボンネットを開けたところには、ボンネットやその他パーツをボディーと取り付けているボルトが数箇所あります。

取り付けボルトは、製造時にボディーと一緒に塗装されるため、修理歴や交換歴がなければボディーと同じ色の塗装がついたままになっているはずです。

もし塗装がはげていたり、ボルトを一度取り外したような形跡があれば、ボンネットの修理や交換をしたはずですので、どういう理由だったのか営業マンに確認しましょう!

エンジンオイルの汚れ

エンジンの近くには、写真のようなつまみのついたオイルレベルゲージがあります。

オイルレベルゲージを引き抜くと、エンジンオイルが規定量入っているか、エンジンオイルの劣化具合などが確認できます。

営業マンに一緒に確認してもらい、エンジンオイルが黒っぽくほとんど粘り気がなければ、エンジンオイルをきちんと交換していなかったと推測できます。

ちなみにオイルは5000~10000kmごと、又は1年ごとの交換が必要です。

ラジエターホースの劣化

エンジン内部にはエンジンを冷却するための冷却水が通っていますが、この冷却水はラジエターホースという太いゴム製のパイプの中を通っています。

ラジエターホースが劣化すると、冷却水が漏れて白い水が流れたような跡が残りますので、注意してチェックしましょう!

ラジエターリザーブタンク(冷却水)の量

冷却水はご覧のようなリザーブタンクに入っています。

冷却水は通常赤か青ですが、劣化して錆びてくると、茶褐色に濁ってきます。

また、冷却水の量はFULLラインまで入っているかチェックしておきましょう!

ブレーキオイルの汚れと量

ブレーキオイルが少ないと、ブレーキパッドが摩耗しているか、オイル漏れの可能性があります。

また、汚れがひどい場合は、ブレーキの制動力が低下している場合がありますので、よくチェックしておきましょう!

パワステオイルの量

パワステオイルはハンドルを軽くするためのオイルです。

パワステオイルは原則交換の必要はありませんが、規定量より少ない場合は、オイル漏れの可能性があります。

バッテリーの状態

エンジンルームにひときわ大きい箱のようなものがバッテリーです。

小型車の小さいバッテリーはさほど高額ではないのですが、 大型車の大きいバッテリーはすぐにダメになってしまうと大きな出費になってしまいますのでチェックが必要です。

バッテリーの寿命は長くて3〜4年です。バッテリーの交換年月が確認できれば確認しておきましょう1

また、バッテリーの端子部分に緑青色や白い粉のようなものが付着している場合は、劣化している証拠ですので交換が必要です。

各ベルト類の張り

エンジン内部にはパワステ・エアコン・ファンベルトなど、固いゴムでできた各種ベルト類がいくつかあります。

各種ベルトは張りすぎていてもダメで、指で押してみて1cmほどたるむのが正常です。

また、ベルトにひび割れや摩耗がないかも確認しておきましょう!


以上が、エンジンルームのチェック・点検箇所の解説です(^^)

エンジンルームのチェックは事前にある程度知識を持っていないと、点検することは難しいかもしれません。

どうしてもエンジンルームの点検が難しければ、エンジンルームを開けエンジンをかけた状態で、エンジンからカラカラといった変な異音がないか、オイル漏れはないか、冷却水漏れがないかだけでもチェックしておきましょう!

また、納車整備は何をやってくれるのかきちんと確認しておきましょう!

エンジンルームのチェックが終われば、後は実際に運転する試乗チェックです!

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