自社で下取りや買取した中古車は安心か？

よく中古車販売店の営業マンが、「この車は自社で下取りした車ですから安心ですよ。」や「自社で買取から販売までしているので信頼性があります。」というようなセリフを耳にします。

通常、ディーラーが下取りをした車や買取専門店が買い取った車は、オートオークション(AA)に出品されます。

オートオークションに出品された車は、中古車販売店が落札し販売します。

上のセリフの真意とは、「オートオークションを介することなく、自社で責任をもって買取から販売までしているので安心ですよ。」ということを言っているのです。

たしかにどこも仲介することなく消費者の手元に届きますので、わかりやすくて信頼できそうな気がします...。

しかし果たして本当にそうでしょうか？

オートオークションでは、試験に合格した査定員が車ごとに査定表を作成し、落札者はその査定表と実車を見ながら落札してきます。

要は、中立・公正な立場の第三者である査定員が、出品者と落札者のどちらの利害関係にも影響されることなく、その車の価値を評価しているのです。

しかし自社で下取り(買取)から販売までしているお店はどうでしょうか？

ほとんどの買取店が自社の査定基準を持っており、その査定基準をもとに研修を受けた自社の査定員がその車を評価します。

もちろん間違えて査定をしてしまえば自分の責任になりますので、もちろん真剣にはやるでしょうが、やはり中立・公正な立場とはいいがたいです。だって、その会社の社員ですもの(^^;)

私の愛読書である、"知らずに買うと損をする。 中古車選び 裏の裏! "では、流通している中古車の約1割は事故車であるという統計データが書いてあります。

この比率は例え自社で下取り(買取)している販売店でも変わらず、やはり約１割は事故車やメーター不正車とのことです。

怖いですね...(^^;)

ガリバー などの大手の中古車販売店であれば安心できますが、街の中古車販売店のように中小規模の場合だと、自社基準で査定しているというのが、逆に不安感を煽ります。

やはり中古車を選ぶ際には、「自社の下取りや買取」というセリフに惑わされずに、自分の目で中古車を見極めることが大切だということです！

"あなたが気になっている中古車は他の多くの方も気になっている"

中古車を検討しているならできるだけ早く行動しなければすぐに売れてしまいます。

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