ハイブリッドカーの中古車人気ランキング！

ハイブリッドはトヨタの圧勝！

1997年に発売されたトヨタのプリウスは当初、ハイブリッドシステムの認知度が低いことから年間販売台数は2万台にも達しませんでした。しかし2代目から燃費性能の良さとトヨタブランドが持つ信頼感から販売成績が伸び、3代目で大ブレイク、以後、新車販売台数のランキングでは必ず上位に食い込んでいます。

プリウスの成功によってトヨタはハイブリッド攻勢をかけ、プリウスをダウンサイジングしたアクアは2012年の登場から3年連続して新車販売台数のトップを維持しています。トヨタは現在、ハイブリッドカーを19車種（商用車の大なカーゴを含む）も販売しています。

販売台数が多ければ中古車市場に流通する車数も多くなるので、消費者としては選択肢が増えることから人気車種となります。トヨタのアクアやプリウスがハイブリッドカーの中古車ランキングで上位を占めるのは当然の結果といえます。

よほどの過走行車でなければバッテリーの心配なし！

現在、各メーカーともハイブリッド車を販売していますが、トヨタを追従しているのはホンダだけという現状です。トヨタ以外のメーカーはハイブリッドシステムとしてパラレル方式を採用しており、このシステムはエンジンとトランスミッションの間にモーターを設置するため設計を簡素化できますが、モーターは動力のアシストに留まっていることから燃費効率は大きく伸びることはありません。

一方、トヨタは独自で開発したトルクスプリットシステムを採用、モーターとエンジンのエネルギーを効率良く発揮できるのでモーターだけの走行も可能なことからパラレル方式よりも燃費効率が良くなります。ホンダはパラレル方式を採用していますが、バッテリーとガソリンタンクを車内空間下に配置するセンタータンクレイアウトによって広い車内を確保したことが人気の要因となりました。

ハイブリッドカーの中古車購入で消費者が不安に思うことはバッテリーの寿命ですが、各メーカーとも５年または10万㎞の保証をつけています。どちらか先に到達した時点で保証は終わりますが、今のところ初期不良以外、10万㎞でバッテリーが使えなくなったという話はほとんど出ていません。よほどの過走行車でなければバッテリーの心配をする必要はないといえます。

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